趣味人のブログ

Cogito, ergo sum. 我思う故に我あり.

2017-06-01から1ヶ月間の記事一覧

6. 伝達関数と周波数応答

本章では,先ず伝達関数の定義,伝達関数の例,線形時不変システムの応答と伝達関数の関係を復習する.これらは教科書に十分な説明が記載されているため,本資料では数式の証明や導出等は省略し,留意すべき点を Note に示す.次に,6.4 において,周波数伝…

5. ラプラス変換と定数係数線形常微分方程式

本章では,ラプラス変換の定義,公式と定理,ラプラス変換による定数係数線形常微分方程式の解法を復習する.これらは教科書に十分な説明が記載されているため,本資料では数式の証明や導出等は省略し,留意すべき点を Note に示す. 5.1. ラプラス変換の定…

4. 線形時不変システムと定数係数線形常微分方程式

本章では,先ず 4.1 において線形時不変システムの定義とその意味を述べる.次に 4.2 において線形時不変システムの入出力の関係の記述に用いられる定数係数線形常微分方程式の概要を示す.そして 4.3,4.4 において定数係数線形常微分方程式の一般解の解法…

4 章から 7 章の構成

4 章から 7 章の構成は相当複雑であるため,これを予め以下に整理しておく.上下方向の流れは論理的関係を,横方向からの矢印は制約条件を示す.

3. 正弦波交流とインピーダンス

本章では,先ず3.1 において正弦波交流の定義を述べる.そして,3.2 以降において,誘導リアクタンス,容量リアクタンス,レジスタンス,及び RLC 直列回路,並列回路における合成インピーダンスを,正弦波交流,及び複素正弦波交流の双方において求め,前者…

2. 正弦波の複素数表示

本章では,先ず 2.1 において複素数の極形式と複素指数関数を復習する.次に 2.2 において正弦波のベクトル表示と複素数表示が等価である事を示す.そして 2.3 以降において,極形式による正弦波の複素数表示の利点として,正弦波に対する種々の計算が容易に…

1. 正弦波のベクトル表示

本章では,先ず1.1において,正弦波のベクトル表示の定義を述べる.次に1.2 において,正弦波は,これと角周波数が等しい正弦波に分解でき,これら正弦波のベクトル表示の間には,ベクトルの分解や合成の関係が成立する事を示す.そして 1.3 において,角周…